ブラック企業勤めの坂本裕也が、病み気質な彼女の川本マリの勧めで入村を決めたとある田舎の山紗良村（さんさらむら）。その村では菜食主義を標榜し、自給自足でわけ合いお金のような不浄なものは使わず〝清らか〟な生活を送る事を村民が実践していた。
人当たりのいい村長に案内され会館に向かう道すがら、村民から採れたて野菜を渡され食べると生でも美味しく、村民の人柄も良くいい場所に移り住んだと思う裕也。だが会館で村の説明を受けようとする際、足を引っかけ鞄を落とし外の食べ物が村長の目に入るとその態度は一変する。
「動物様を汚し殺して生まれた物はあってはならない。二度目はない」そう言われた裕也はいい知れぬ違和感を覚えるが、その後も異常な光景を次々目にしてしまう…。
菜食主義を掲げ、動物を崇拝する山紗良村に隠された秘密とは！？